てらまちまち歩きVol.1を開催しました。

2020年3月27日に、寺町・開明町かいわいでの空き家利活用に向けたリサーチとして、まち歩きを行いました。空き家などを利活用した創業支援を目指しながら、地域を訪れる人が楽しく滞在し、巡ることができるようなスポットを生み出すことで、尼崎に「移り住みたくなる」「働きたくなる」きっかけに繋げていきます。
今回は、関西を中心としたさまざまな地域で空き家などの物件を拠点にした場づくり、地域コミュニティづくりを実践しているお二人をゲストに迎え、寺町・開明町かいわいの魅力的なスポットを発掘しました。

てらまちまち歩きVol.1の
プログラム

ゲストにお越しいただいたのは、神戸を中心に空き家などを改修し、自らもそこに住みながら地域のコミュニティづくりをされている、神戸R不動産の西村さん。そしてもう1人は、神戸市の指定管理施設で地域課題解決のためのプロジェクトに携わりながら、個人でも此花を中心に地域コミュニティづくりをされている、デザイン・クリエイティブセンター神戸の丸山さんです。

サンシビック尼崎を拠点会場として、てらまちプロジェクトが重点的に活動する寺町・開明町かいわいの土地や建物、まちの雰囲気の中にある魅力を発掘するため、まち歩きとワークショップを行いました。残念ながら、新型コロナウィルスの感染拡大防止のため一般参加者は無し、かつ、あいにくのお天気の中での実施となりましたが、ゲストのお二人と共に、新たな角度でまちを見つめる機会となりました。
まずはてらまちプロジェクトで進める空き家利活用のこれまでの取り組みについて共有した後、サンシビック尼崎を出発し約90分間のまち歩きを行いました。その後は再び会場に戻り、まち歩き中の気づきをもとに、建物の活用アイデアやまちの魅力について話し合いました。

てらまちプロジェクト
重点エリアのまち歩き

まち歩きで巡ったルートは次のようなもの。寺町とその周辺の通りを中心に歩きました。

サンシビック尼崎→尼崎信用金庫本店、開明庁舎のあたり→開明橋から伸びる通りを西に直進→全昌寺・本興寺の前を通り、東桜木町、西桜木町、汐町へ→商店街方面に伸びる通りを北上し、専念寺前を通りながら再び寺町の石畳のエリアへ→サンシビック尼崎

「この建物の造りが面白い!」「ここの外観が良い!」「この空き地と隣接する建物とで活用できないか?」など、まちを歩きながら西村さん、丸山さんの意見をヒアリング。中でもやはり寺町は、煉瓦造りの壁や石畳が魅力に感じられたようでした。

途中、寺町の名店「岡さん」でたこ焼きを実食。「どこから来たの?」「このまちはええとこよ〜」と、お店の方とのやりとりもまた1つ、この地域の魅力かもしれません。

魅力発掘ワークショップ

まち歩きを終え、会場のサンシビック尼崎に戻ってからは、道中でメモした気づきやアイデアをもとにディスカッションを行いました。最終的に10つのスポットが注目箇所として挙がり、それぞれについて魅力を感じた点や、活用のアイデアを意見交換しました。ある場所については、具体的にどのような活用をし、運用をしていくことができそうかという所までイメージを膨らませることができました。

てらまちまち歩きVol.1を
振り返って

今回のまち歩きでは、他地域で実践を重ねられているゲストの視点から見た、寺町・開明町かいわいで「活用できると面白そうなスポット」を発掘しました。場所によってはすぐに活用に向けて動くことができない状況ではありますが、まずはできるところから、詳しいリサーチや活用に向けたアプローチを進めて行くことができればと思います。
実際に活用に向けて動き出した際には、ゲストのお二人にも改めてワークショップなどでご協力いただく予定です。
雨天の中、ご協力いただいたみなさま、ありがとうございました。